プロジェクトについて

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富士川流域サイクルエリア創設プロジェクトとは

62.JPG 山梨県の南西部に位置する峡南地域(市川三郷町、富士川町、早川町、身延町、南部町)は、日蓮宗の総本山である身延山久遠寺や信玄の隠し湯であった下部温泉、はんこや和紙の里などで知られていますが、富士川が織りなす悠久の景観や棚田のある農村風景などでは、多忙な時間に追われる都会の生活で忘れかけた「ゆったり・まったり」としたゆるやかな時間が流れ、癒しの空間が広がっています。

 この地域では、平成29年度の供用を目指し、中部横断自動車道の建設が進められています。地域にとっては大変歓迎すべき歴史的な出来事ですが、ストロー現象など心配される面もあります。そのため、開通を見据え、その効果を最大限活用する取り組みが出来ないものか、地域の皆さんと何度となく議論を重ねて参りました。

 平成21年度からはじまった議論から、観光によって地域活性化を図ることが望ましいとされ、平成22年度から具体的に何が出来るのか模索して参りました。その結果、増加傾向にあるサイクリストをお迎えし、「ゆったり・まったり」とした走行をお楽しみいただくためには、地域の一体となったおもてなしが必要ではないかと考え、平成23年度に地元関係者のご理解をいただく中で、平成24年度から「富士川流域サイクルエリア創設プロジェクト」を立ち上げ、具体的な取り組みをはじめました。

 峡南地域は、少子高齢化の進展に伴う人口減少や地場産業の衰退、耕作放棄地の拡大など、地方が抱える様々な問題に直面しています。微力ではありますが、将来の世代の子どもたちに引き継ぐことのできる地域づくりのため、今後も地域の皆様と共に、富士川流域(峡南地域)のサイクルエリア創設に向け、邁進して参りますので、引き続き、ご支援・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。


富士川流域サイクルエリア創設プロジェクト推進協議会
会長 青木茂樹