南アルプスユネスコエコパーク登録記念
第2回ツール・ド・富士川~今中大介と走る富士川・富士山ビュー~
第2回目となる今年の「ツール・ド・富士川」には、全国から149人のサイクリストが集結しました。
前日の「プチ・ツール・ド・富士川」に引き続き、スペシャルゲストとして参加してくださったモデルの日向涼子さん。「今日は、空気抵抗が少ない本気モードのウェアです。どこかで今中さんにアタックをかけちゃおうかな(笑)
開会式ではNPO法人やまなしサイクルプロジェクトの青木茂樹理事長が「地元の方々が、地域の力を結集し、まちを盛り上げようと企画した手作りのイベントです。おもてなしを楽しんでください」と挨拶。
続いて、ゲストの今中大介さんが「山梨は、きれいな景色の中でプロ並みのトレーニングができる場所。今日のヒルクライムは全力でいってください。攻めた分だけ喜びがあります」と激励しました。
参加者は上級と中級のレベルに分かれ、約10人ずつのグループを編成。グループごとに、スタートラインで今中さんと記念撮影をして、いざ出発です!
まずは富士川の景色を楽しみながら進みます。
沿道からは「どっから来たでー?がんばれし!」の声援。
第1エイド「みさき耕舎」(富士川町)へと続く最初の激坂です。
みさき耕舎がある山間の平林地区は、標高約800㍍。富士山の絶景ポイントですが、残念ながらこの日は見えませんでした。
「がんばってー!」のかわいい声援の中、今中さん、日向さんも到着。
地元の小麦まんじゅう。やさしい甘さが疲れを癒してくれます。
浜松からお越しの3人組。「まだまだ、このくらいなら♪」と余裕の表情でした。
「この坂、きっつーい!!」と笑っていたのは埼玉から来た長島さん。
激坂の後は、ひんやりとした空気が心地よい林道を走ります。
第2エイドの南伊奈ケ湖(南アルプス市)は、まるで絵はがきのように美しい湖です。
湖畔の喫茶店「ミッシェル」では、焼きたてのクロワッサンがふるまわれました。絶品です!
甲府盆地を眺めながら山を下ります。
富士川を渡って市川三郷町へ。
市川三郷町六郷庁舎では特産のキウイ「レインボーレッド」が用意されました。
「レインボーレッド」は、ビタミンCが豊富で糖度が高いのが特徴。甘いです!
東京から参加の井口さん親子。長距離初挑戦だそうですが、高1の息子さんは「疲れたけど、楽しいです」と満足そう。
やや向かい風が強い富士川沿いを走行。
身延線とも遭遇しました!
お待ちかねの昼食は、峡南地域の食材をふんだんに使ったお弁当プロジェクト「こしべんと」。2種類あるので、どちらにするか本気で迷ってしまいます!
富士川町の「國本屋」さんのお弁当は、山女旨揚げ、玉子焼き、風呂吹き大根、しめじご飯、ほうれん草胡麻和えなど、野菜が中心のヘルシーメニュー。
市川三郷町「とりしん」さんのお弁当は、揚げ茄子の親鶏のそぼろあんかけ、芦澤養鶏の親鶏の肉ダンゴ厚焼き玉子、さつま芋ごはんなどが入り、食べ応えがあります。
「使われているゴマや味噌も全部この地域で作られていることに驚きました」(日向さん)。「味噌系がめっちゃ美味しいですね!味の違いを感じます」(今中さん)。
「変化に富んでいて楽しいコースです。特に坂がいいですね~」とチーム「LEGON」の皆さん。
昼食の後は、再び激坂!!身延町の山間の集落を上ります。
上った後は、富士川に向かって豪快に下ります。
富士川の雄大な景色を堪能。
第4エイドでは身延町の名物「みのぶまんじゅう」が登場。大人気でした。
「1日おきに50kmくらいは走ってます。これくらいじゃ、まだまだ大丈夫」と話す南アルプス市の長谷川さんは67歳。キレキレの走りでした!
そして、いよいよヒルクライム。樋田川沿いをひたすら登ります。
ゴールで感想を聞きました。「意外といけたけど、もうちょっとがんばれたかな~」と富士吉田市から参加の武藤さん。
甲府市の小松さんは「途中、なだらかな箇所もあったので大丈夫でした。これを機にいろんな自転車のイベントに参加してみたいですね」。
ヒルクライムを終えた参加者を迎えてくれたのは、この悠久の流れ。富士川の美しさに圧倒されます。
自転車を停めて景色を撮っていたのは愛知県の北原さん。「去年、車で早川町に来たとき、今度は自転車で走りたいと思って参加しました。気持ちよかったです!」
ゴールの「道の駅富士川」に到着した瞬間は皆さん、満面の笑顔です。
今中さんと記念撮影する人もたくさんいらっしゃいました。
ヒルクライムで1位だった千葉県の青木さん。「まさか自分が1位とは思いませんでした。きついコースでしたが、後半は景色が楽しめて良かったです。また山梨で走りたい!」
「坂がきつかったです。でも、お弁当がとても美味しかった」(中央市・堀越さん、右)。「自転車を始めたばかりですが、楽しめました」(甲府市・伊藤さん)。
なんと岩手から参加してくださった方も!「初心者なので、このコースで走ったことを糧にこれからもがんばります。山梨は食べ物が美味しいですね。ほうとうを買って、台風と共に帰ります(笑)」(松本さん)。
富士川町の郷土料理で、小麦粉を練って箕型にしたものを野菜と一緒に味噌味で煮込んだ「みみ」がふるまわれました。「おいしくて体が温まる」と皆さんから大好評でした。
東京から来た松浦さん夫妻。「きつかったですが、充実感がありました。みみが美味しい」(奥さん)。「サポートがしっかりしていたので、安心して走れました。富士川沿いが気持ちよかったです」(旦那さん)。
「いろんなイベントに出ていますが、サポート体制がしっかりしているのと、食べ物に地元らしさが出ているのがとても良かった。来年も来たいです」(埼玉県・村上さん)。
「50歳以上しか入れない『チーム更年姫』よ!」とユニークなウェアを着用した永谷さんとご主人。「富士山が見たかったから、また来ます!」。
来年も、走りがいのあるコースと美しい自然、地元の美味しい食べ物、行き届いたおもてなしで、皆様をお待ちしています!